ストレス

ストレスのため過ぎはうつ病の原因

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落ち込んだ女性

ストレスが溜まっている方は多いですが、上手に発散できている方とできていない方に分かれると思います。

ストレスは様々な病気も引き起こすほどなのでため過ぎないないようにしないといけません。

ストレスはうつ病の原因?

ストレスが無い方はごく稀だと思います。
何をしてもやる気が起きなかったり、何をしても楽しいと思えなかったり、前は好きだったものがあまり興味が無くなったりと、もしかして自分はうつ病なのかもしれないと疑う方もいます。
うつ病といっても一言で説明するのは難しく、判断も自己判断して勝手に決めつけるのも良く無いです。

うつ病とは

簡単に言うと、脳のエネルギーが欠乏し、憂鬱になったり、食欲がなくなったり、不眠になったり、性欲がなくなったりして、様々な心理的症状が続いたり、身体にも症状が出たりします。

人は誰でも落ち込んだり、食欲がなくなったり、眠れなかったりする時はありますよね。
ですが、自然治癒力によって徐々に回復し、元気になっていくのです。
それが、時間が経ってもなかなか回復しなく、悪化してしまう場合は、生活にも支障が出てきます。
仕事や家事、育児、勉強など今までできていた事ができなくなり、人とも会いたくなくなったり、引きこもりがちになってしまいます。

うつ病になる原因は1つではないということが研究で分かっていて、非常に辛い出来事が発症のきっかけになるそうです。

うつ病はストレスが重なることでなりやすい

また、うつ病は色んな問題が重なり過ぎて発症してしまいます。
1番のきっかけに多いのは環境要因で、家族や親しい方の死別や離別、人間関係のトラブル、借金や仕事のリストラ、病気が見つかる、仕事での昇格、降格、結婚、妊娠、出産などが挙げられます。

心当たりのある方は多いと思います。
誰しもが通る道だったりもしますが、重なったりすると脳のエネルギー不足となり、脳のシステムエラーとなってしまいます。

他にも、性格も関わっていて責任感が強く、几帳面で完璧主義、仕事人間、凝り性、人に気を使い過ぎる性格の方は常にエネルギーを使うので辛いことが重なると耐えきれなくなり、発症してしまいます。

うつ病のメカニズム

さらには遺伝や慢性的な身体疾患も挙げられます。
脳の神経細胞における情報の伝わり方に異常が生じているとも研究で報告されているのです。

生活していて当たり前にしていることも神経伝達物質という神経の細胞から細胞へ情報を伝えていて、脳から「食べなさい」「寝なさい」など命令しています。
「これしたい」「あれしたい」など意欲や記憶などの感情、命令もするのです。

聞いたことがあると思いますが、セロトニンとノルアドレナリンがコントロールして心と身体のバランスを上手く調節し、活性化しています。
うつ病は神経と神経の間にあるセロトニンとノルアドレナリンの量が減って、上手く情報を伝えることができなくなります。

この状態が続くとどんどん悪化してしまうので、症状が軽いうちに治療を始めることが大事なのです。

うつ病を治療するには

最初はストレスが溜まっているなと感じ、ひどくなると動きがゆっくりになったり、消えてしまいたいと考えたり、孤独と感じたり、生きていく希望がなくなり、虚しくなったりします。
こうなると、きちんとした治療をしないと仕事や家事もできなくなり、体を動かすことすら難しくなってしまいます。

うつ病の治療には十分な休養と薬物治療があります。
ストレスが溜まり過ぎている方は先づはゆっくり休み、心と体をしっかり休ませ、リフレッシュさせてあげましょう。
何もせずにボーッと過ごしたり、ゆったりと過ごすようにします。
何かをしなくてはや休むことはダメだと考えずに自分の事だけ考えて過ごしてみましょう。

うつで病院へ行くのに抵抗のある方へ

薬の治療は抵抗がある方も多いと思いますが、うつ病も病気なので薬で体の異常を治してあげることが大事なのです。

医師から処方される抗うつ薬などが有効ですのでしっかり飲むようにしましょう。
自覚症状がなくても周りが先に気付くこともありますので、その時は受け止め、病気と向き合うようにしましょう。

病院に行くのが抵抗があってなかなか行けなかったのに勇気を出して行ってみたら、思っていたよりも何てことないと思う方も多いです。
同じような患者さんも多いので少しホッとするかと思います。
先生に話を聞いてもらえるだけでも肩の荷が降りることもあります。

早期に治療を始めると回復も早く、また前向きに何かを始めたいと思えるようになったりもするので、焦らずに治療を続けましょう。

途中で薬を飲むのを勝手に辞めたり、病院に行かなくなったりするとまた最初からになってしまうので自己判断するのは辞めて、先生の言う事を信じてみましょう。

そして、自分は良くなる、今は少し疲れているだけなんだと思うようにするのも大事です。
自分のことを自分はダメだと決して責めずに、ゆっくりゆったり過ごすようにしましょうね。
ストレスが溜まったと思ったら、自分なりのストレス発散法を見つけておくのも良いかと思います。

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